ランス10
僕は戦国ランス(7作品目)から入って01、03、5D、6~9だけしかプレイしていないので追っかけてる人に比べると少ないのですがそれでも滅茶苦茶感動しました。
まずプレイ1時間でわかったのは徹底したプレイヤー目線のUI。
ロクなチュートリアル無いんですけどある程度ゲームやってる人なら感覚でわかるんですよね。さらに戦闘開始画面がこれで。
第一に、右のほうに進行条件全てが書いてあるんですよ。
今回は全人類総出の総力戦なので負けイベントも多いんですよね
それが戦闘開始前にわかると「あっ、これは強制負けだから真面目にやらなくていいんだな」ってすぐ判断出来るのはそれなりにRPGをプレイしたユーザーからするととてもありがたいのはわかると思います。
第二に左下のMENUをクリックすると
僅か2クリックで戦闘開始画面まで戻れる。
なんでもない事の様に見えるんですけどこれ結構凄いんですよ。ちょっとミスってもすぐやり直せる。プレイヤーにとって大分精神的に楽なんですよね。
あとマニュアルに戦闘ダメージ計算式があるんですよ。これはやりこみ勢にありがたい。
不満点はメニュー画面で技の効果がわからない技があることかなぁ。
あと会話のスキップとか、ロードをボタン1個で出す/出さないを出来るショートカットボタンそのものの出現を設定出来るのもさりげに嬉しいですね。
それと徹底的にシビアな難易度。
これまでのシリーズ1作品で1人~多くても二人程度、しかもそいつを倒すためにゲーム内のかなりの時間を取ってくる魔人が今回はゲーム開始時点で8体。
今までやってきてるほど絶望感が凄い。しかも1体1体雑にならずちゃんと強いしエピソードもそこそこしっかりしてる。
ゲームーオーバー条件が多すぎる(人類死亡率50%以上、一定ターン経過、選択ミス)くせに枝分かれしている分岐の多さ。シビアなプレイしないと取れないアイテムや倒せない敵。本当にテストプレイを繰り返してギリギリを攻めたんだなって言うのはプレイしててひしひしと伝わってきます。
29年続いた割に世界設定はユーザーの意見(あの時こう言ってたよ!みたいな)もしっかり取り入れて整合性取っていて、どこぞの菌糸類とは違うなぁ、凄いなぁ。って思いました。
ランスの世界観自体はなろう系みたいなもんで、徹底的に女を抱く事を目的としたランス君が可愛い子を探してるうちに英雄になったり感謝されたり。でもキャラ一人一人の背景がしっかりしてるから雑さはシリーズ通してあんまりない。ランス自体がバカな感じではあるのでキリトとか異世界スマホとかそういうの見ててイラつく人にも耐えれるんじゃないかなぁ。
10になると総決算ということで1から9に出たキャラの殆どが出る。1キャラ1キャラのやり取りに歴史が詰まっていて、エンディングまでに「あ、そういえば〇〇でそんなのがあったな…」って過去作の伏線を次々と回収していくのが見事。
っていうか100キャラ以上出てくるのに話の芯をしっかり通して、どのキャラもそれなりに出番があるっていうのは凄すぎる。
(まぁ志津香、リセットあたりは2部に出番があるから意図的に1部での出番がないなっていうのは感じたし、ミラクル便利すぎるなこいつ10で話まとめるために出したなっていうのは9の時からありましたけど)
殆どの人は周回ボーナスをつけてやっとまともなエンディングにいける難易度なので、そもそもランス一人がどれだけ頑張ったところで今回の第二次魔人戦争は人類の敗北が決定しているのかなぁーとも思いました。
全ての選択を間違えずに、幾つもの奇跡が重なった結果、Aエンドにいけるのかなーって。
その周回ボーナスをつけるまでの周回がつらいなーっていうのはあります。
既読会話はスキップすると言ってもテキスト量がバカみたいにあるんでスキップしてもそこそこ長いんですよね。
初見用に図鑑システムがあって、図説入りで結構詳しく解説してくれるのでそこらへんもユーザーが忘れてたこと結構あるので有難いですね。とにかくこれだけの大作にも関わらずハードルは低めだと思います。
やったことないって人は戦国ランスあたりから入ってみては如何でしょうか。
今まで結構戦国ランスは布教したんですけど「楽しめなかった」「面白くない」等の声は聞いたことないからやっぱり傑作だと思います。
DLsiteにあるよ。
別に何も手続きしてないのでこっから購入したとしても僕に1円も入りませんので安心して買ってください。出来ればTwitterで実況してください。