「来る」を見ました
貞子的なアレかなと思ってたんですけどめちょめちょ面白かったです
リングも初代は面白かったですけど。
日本特有の不気味さ(人間関係から始まりお札、お守りetc等)がかなり出せていて
相当良い感じでした。
一家が崩壊するまでの話なんですけど、登場人物が全員メンヘラだったので人間関係のギクシャクっぷりはかなり見応えがありました。
父親は嫁と子供をダシにして承認欲求オバケになるし、嫁はそれでメンヘラ起こすし、メンヘラがメンヘラを呼んでえらいことになったし。
一応ホラー映画の部類だとは思うんですけど怖さはなかったです。話の面白さが怖さを妨げている感じがしました。
根本的に「わからない」という未知の要素を怖さとして取り入れていくとは思うんですけど、この映画に限っては何がどうなるかは大体わかるんですよね。それまでの過程を楽しむタイプというか。
「このパターンだとAになるかBになるかやろなー、あー、Bのほうかー」みたいな楽しさですね。
ロジックホラーって感じです。
ネタバレになるんですけど一番面白かったのは霊が除霊師の声を使って電話で自分を招き入れようとするところですね。
そういう嫌らしい怖さが殆どなんですよ。もちろんなんか急にドン!みたいな定番のビックリホラーもありますけど。
ドロッドロしたホラーが見たい人は見て損ないと思います。
僕は2回目いってあの誰も信用できない誰が生きているのかわからない雰囲気に浸りたさがあります。