未来のミライ
4歳のくんちゃんに妹のミライちゃんが出来ました。
親はミライちゃんにかかりきりでくんちゃんに構う時間が減りくんちゃんは嫉妬しました。
嫉妬したのでペットの犬が擬人化してくんちゃんと遊びました。
くんちゃんは犬の尻尾を引きちぎって自分のお尻に刺すとくんちゃんが犬になりました。
そこに未来から来たミライちゃんが来ました。ミライちゃんはお雛様を片付けました。
未来のミライちゃんはお父さんに気付かれてはいけないのでお父さんに隠れながらお雛様を片付けました。
でもやはり親たちはミライちゃんにかかりきりで構ってくれません、くんちゃんは幼いころのお母さんと遊びました。
くんちゃんはいつも片づけが出来ないのを怒られていましたが小さいお母さんも片づけが出来ませんでした。
なのでくんちゃんは自転車に乗り始めました。周りの子はもう補助輪無しでも乗れるので恥ずかしくて補助輪無しで乗れません、くんちゃんは補助輪無しだと乗れないのでいっぱい転んでしまいます。
なのでくんちゃんは若い頃のひいおじいちゃんに会いに行き、馬とバイクに乗せてもらいました。
馬とバイクに乗れれば自転車なんて簡単です。くんちゃんは自転車に乗れました。
ある日、くんちゃん一家はキャンプにいくことになりました。くんちゃんのお気に入りの黄色いズボンが洗濯中で青いズボンしかありません。
もう嫌になったのでくんちゃんは家出しました。
未来のくんちゃんに止められましたが構わずに東京駅に着きました。
やはり、お母さんお父さんが恋しくなってしまいました。
忘れ物センターにいき、迷子の呼び出しをしてもらいます。
くんちゃんは自分自身を無くしていました。
お母さんの名前も、お父さんの名前もわかりません。
このままではひとりぼっちの国へ連れ去られてしまいます。
しかし、くんちゃんには妹がいました。そう、ミライちゃんです。
未来のミライちゃんに手を引かれ、図書館へと移動します。
図書館にはくんちゃん一家の歴史が詰まってました。
おばあちゃんがいて、おじいちゃんがいて、お母さん、お父さんがいたからこそくんちゃんは生まれてきたのです。
おうちに帰ってきました、黄色いズボンは乾きましたが、もう黄色いズボンはいりません。
おしまい。